さて、当ブログ初のカブでのお出かけ記事ですが・・・

最初から私の趣味全開で行かせてもらいます

でもブログってそういうものですよね。ね?

では本編どうぞ
昨日、所沢まで行ってきました


目的はタイトルにある通り、零戦のエンジン始動見学会へ行くためです

このイベントでは、世界でただ一機現存する零戦のオリジナルエンジンを搭載した機体が、エンジンランナップをやって当時の爆音を聴かせてくれるというものです

大戦機好きとして参加しない手はない!!というわけで行ってきました。
でも交通費がネックなのでカブで行くというわけです。実はこの為に郵政カブの納車を早めたんですよね


当日は6:00起床。そして準備を整え、6:30ごろ出発

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 <<Мрія Team,time to takeoff>>

ツーリング記事ですが、カブはここでしか登場しません


さてこの日、道はナビに任せました。
そのせいで狭い県道とかばっか走らされて、たかが60km程度走るのに3時間くらいかかりました。道は自分で決めなきゃダメですね


さて、現地に到着ですが、エンジン始動の見学会は整理券がないとランナップは見学できないわけですが・・・



予想通りもう整理券がありませんでした\(^o^)/


予想通りというか、もっと早く来るべきでした・・・仕方ないので外から音を聴くだけにします
整理券は取れなかったので零戦はだけは見ておくことにします

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正式名称、零式(れいしき)艦上戦闘機。呼び方は「ぜろせん」でも「れいせん」でもよかったようです
設計は三菱重工業。正式採用は1940年。それから終戦まで海軍戦闘機隊の主力戦闘機として闘い続けた名機です
初期にはその圧倒的な格闘戦性能と長大な航続距離により、他の戦闘機を圧倒。精強な海軍戦闘機隊の熟練パイロットの駆る零戦はまさに世界最強。

「ゼロと積乱雲を見たら速やかに避退しろ」とアメリカに言わしめたほどの強さを誇りました

しかし末期には米軍のチート臭い速さや打たれ強さをもつ新型機に押され、最終的には特攻機として使われることになっていきます


ゼロ戦は名実ともに日本海軍の主力戦闘機ですが、ゼロ戦しかいなかったわけじゃありません

とりあえず日の丸付けたレシプロ戦闘機を零戦って呼ぶのはやめような!!!

あと星のマーク付けたり蛇の目とか鉄十字つけた機体もゼロ戦じゃないですから。興味のない人から見れは全部同じに見えるのは仕方ないですけどね


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零戦、サイドビュー。きれいな紡錘形です。惚れぼれします

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テール周りのキルマークとステンシル。国籍記号もちゃんとつけてるんですね

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垂直尾翼。きれいな形で私は大好きです

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尾輪。当時の単発戦闘機は機首にでかいエンジンとプロペラがあるので、今の機体で一般的な前輪式は使えません。
例外はミッドシップエンジンのP-39、P-63くらいでしょうか。試作機だといくつかあるみたいですがね

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機首。この零戦は当時のオリジナルのエンジン、栄(さかえ)21型を搭載しています
このエンジンは空冷星型複列14気筒、ボア×ストローク 130mm×150mm排気量は27873.8cc(27.9ℓ)推力は1130馬力

ちなみに私の相棒スーパーカブデリバリーMD90は
空冷横型単気筒、ボア×ストローク 50mm×45.6mm、排気量は89.5cc(0.0895ℓ)、馬力は確か6.5馬力

カブとは比べ物にならない化け物ですが、こと大戦機というカテゴリーではこれでもかなりパワーがないほうです。
大戦も進めば2000馬力のエンジンは当たり前、しまいには星型4重列28気筒、排気量は70リッター越えで3000馬力とか、H型24気筒、排気量わずか36.7リッターから3000馬力以上を絞り出す変態エンジンが開発されてます。
このころの航空機用レシプロエンジンにはロマンを感じます。ジェットの開発がもう少し後ならもっと面白い機体が出てたと思うと少し残念です
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エクゾーストパイプ。この零戦は52型と呼ばれるタイプで、推力式単排気管を備えます。
先っぽを絞って排気の勢いをつけて少しでもスピードを出そうというものです

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キャノピー。枠は多いですが360度視界のある水滴型キャノピー。防弾鋼板は無し。
当たらなければどうということはないを見事に体現した戦闘機が零戦です

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ランディングギア。当時の物をO/Hして使っているそうです。N2ガスの補給がやりやすそうです
翼から飛び出ているのは20mm機関砲の砲身です。相手の翼の主桁に当たれば翼が千切れ飛ぶ威力をもつ代物です

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やや後ろから。今にも飛び立ちそうです。
実際この機体は飛行可能です。飛んでいるところをいつかは見たい

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正面から。エンジンがでかくて迫力あります。ただこの機体を見たときの第一印象は「ちっさい」です。
私が学生時代に触ってた機体とそう変わらないから無理もないですけどね。エンジンとかは比べ物にならないけど。
まあ戦闘機が無駄にでかかったらダメですからね。バイクでいえばレーサーレプリカとかスーパースポーツですから。アメリカンみたいにでかくて重かったらいけないわけです


さてここは航空博物館なので当然常設展示のものもあります。チケットでそれが見学できますから見学します。
順番は結構無茶苦茶。お許しください

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ノースアメリカンT-6、テキサン練習機
練習機の中でも傑作機なこの機体。こいつは自衛隊で使われていた機体だそうです

昔の映画でこの機体を改造した零戦が登場しています。トラ!トラ!トラ!でしたっけね。


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シコ
シコルスキーH-19というヘリコプター。ヘリコプター黎明期の古い機体。
個人的にこいつのあだ名はでっていうにしたい。似てませんか?


ヘリはあんまり詳しくない・・・というか飛行機も他人に誇れるほど詳しくないのが実情。上なんていくらでもいるけど、最近会う人がみんな自分より上の人で自信なくなってきた

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シコルスキーのエンジン部分。左右の黒いやつがマグネトー(プラグに飛ばす火花を発電するもの)で、下のジンクロ(黄色い塗料)塗ってあるやつで隠れてるのがキャブ・・・だと思います

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名前写ってませんが、カーチスライト社製R-1820 サイクロン9発動機。全体写ってないけど写らなかったんです。
説明通り、空冷星型9気筒、排気量は1823立方インチ。9気筒のエンジンですが14気筒の零戦のエンジンよりパワーがあります。その分直径はでかいです

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シリンダーのフィンがすごく細かいです。当時のアメリカの技術力の高さがうかがえます。今でこそ「アメリカ製?作り雑いwww」とか言えるようになりましたけどね。

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こちらはタービンエンジン。戦後初の国産旅客機、YS-11の搭載するもの
イギリスロールスロイス製で、ターボプロップエンジンと呼ばれるものです。ターボプロップは、タービンエンジンですが、プロペラを回すタイプのエンジンで、排気の推力は10%程度しか使いません
なぜそんなことをするかといえば、ターボプロップのほうが燃費がいいからです。当時のターボジェットとかは燃費がそんなによくありませんでした。

あとこのエンジン、非常にいい音がします。実際に聞きたい方は厚木基地とか入間基地に行かれるといいと思います。ちなみに私は仕事中にほぼ毎日聞いてます

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YS-11のプロペラのカットモデル。
飛行機のプロペラは、今の機体は基本的に羽根の角度が変わるやつを使っています(可変ピッチとか恒速プロペラっていいます)。離陸とか巡航とか飛行状態に応じて効率よく飛ぶためです。バイクで言うと発進ローギア、巡航トップギアみたいな。これ博物館の説明丸パクリです

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再びレシプロエンジン。こちらは現代の小型航空機に広く使われている水平対向式エンジン。
悲しいことに星型とか液冷V型なんかはもう過去の産物なんですよね。でかい出力ならタービン使えと。悲しいです

小型航空機に使うエンジンといえど、排気量は7.7リッターもあります。シリンダー1つで普通乗用車並の排気量(1287cc)です。バイクならビッグシングルどころじゃありません

このエンジン、学生時代に触っていた機体のエンジンと同じ系統なんですよね(実際はこれのインジェクションモデル)。なのですごく懐かしかった

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こんな色のカラーコードあったっけ?

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同じく、学生時代触っていた機体・・・の発展型。似ているからそうかな?とか思いましたがビンゴでした。細かく見るとだいぶと進化してますけどね。
愛称のスカイナイト、かっこいいですね。

セスナの機体は結構かっこいい名前が多いです。知ってるやつだとスカイホーク、スカイレーン、スカイマスター、タイタン、ターボスカイワゴンとか。
ワゴンがかっこいいのかとか思った方、ターボって付くとカッコ良くないですか?

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この機体はホンダ航空で使われていたらしいです。機体の前でビデオを流してましたが、こういう手足の延長とかで操縦するような小型機って魅力的です。旅客機は今や空飛ぶコンピューターですからね

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この機体が搭載するエンジン、TSIO-520。
生産は先ほどのO-470と同じテレダイン・コンチネンタル・モータース
各アルファベットや数字は
TS(ターボスーパーチャージャー付き)、I(燃料供給方式インジェクション)、O(水平対向式、Opposed)
ほかには先ほど出てきたR-1820のR(星型、Radial)とかG(減速機付き、Geared)とかがあります
数字は排気量(立方インチ)
BBはたぶん改良記号です。

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先ほどのセスナ310のコックピット。やっぱ飛行機のコックピットっていいですよね
現代の液晶だらけの洗練されたコックピットもいいですが、アナログ計器でごった返す昔ながらのコックピットは最高です。

バイクで液晶メーター?何ィ?聞こえんな

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バートル。タンデムローターのヘリコプターです。説明撮ってくるの忘れたから説明が出来ません。私はしょせんその程度ということか・・・

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またエンジン。今度はとても古いエンジンです
このエンジンの特徴はエンジン本体がプロペラと一緒に回ります。
名前はロータリーエンジン。マツダのあれじゃないです

理由はエンジンの放熱性を高めるため。しかし時代が進んでいろんな改良がされていくとわざわざエンジンを回さなくても十分に冷却できるようになったため、使われなくなりました。詳しくはウィキペたんに(ry

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岩田正夫さんという埼玉出身の民間飛行家の人。
この人の顔写真、しっかり顔認証働きましたよ

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零戦の計器盤。一番上が21型。真中は21型の計器盤単体でのもの。一番下が62型の物です

21型と62型で計器の種類が違ったり、同じ計器でも表示が違ったりするんですね


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一番上の21型のやつの拡大。左が水平儀という飛行機の姿勢を確認する計器。右が旋回計という旋回方向なんかを表す計器。旋回計って説明難しい。私もあんまり正しく理解してない

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光像式照準器。ようは機関銃の照準を合わせるためのものです。爆弾の照準もこれで合わせます
昔は眼鏡式っていうライフルなんかについてる望遠鏡みたいなやつが付いていました。これだと眼鏡式みたいに覗きこむ必要がないので楽というわけです。あと周りもよく見えます

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当時のパイロットたちが身にまとった装備品類。かっこいいです。革の飛行帽とか欲しいけど、なかなかお金が回らない

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96式小航空用写真機。偵察用のカメラかな?ニコン製です。私のニコンはカフェカブで落として壊れました。今年2回目。また修理代がかかっちゃうぜ・・・

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川崎製ハ‐40発動機。液冷式倒立V型エンジン。
本来はシリンダーが下側にあるエンジンですが、写真では上下逆さまにおいてありますね

さて川崎製ということでオイル漏れとかカワサキニュートラル(飛行機にニュートラルとか無いけど)を心配される方も多いと思いますが、こいつはその遥か上を行きます

こいつ、クランクシャフトが折れます。

理由は戦時の材料の統制なんかでニッケルが使えなかったかららしいです。

あとはこのエンジンはドイツのエンジンのライセンス生産品ですが、もともとこのエンジンがすごい精密なエンジンで、当時の日本ではその精度で作ることが出来なかった。というのも不調の原因だったようです



博物館はこれくらい



さて肝心のエンジンランナップですが・・・整理券が取れなかったので外からエンジン音だけ聴きました

もう70年も前のエンジンなので、派手には回しませんでしたが、それでもちょっと回転を上げた時の音は勇ましいです。
動画は・・・自分でも撮ったけど、あまりに音がしょぼいのでとても上げられないです。興味のある方はようつべでどうぞ・・・


そして、博物館も見たので、エンジンの音を3回聞いてから出発。


帰りもひどく狭い道を通って帰宅。都会って道の狭さの割に車が多すぎるんですよ・・・ものすごく疲れた


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走行距離:::::>>116.0km


この日、エンジンランナップが見れなかったので、次の日は気合入れて整理券とろうとしましたが、



あろうことか寝坊しました。次の始動は3月末。しかも整理券方式から抽選になるかもとのうわさが・・・

私としては整理券方式継続であってほしい。次は深夜からでも並んでやりますよ。ちゃんと努力した人が見れるほうがええやん。というのが私の意見


どちらにせよ3月までお預けです。それがだめならアメリカにでも行くしか・・・


そんなふがいない結果で終わった今回のお出かけ。最近だらしねぇな?
でも書いてて楽しかったです。やっぱ飛行機大好きですわ


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