お盆で墓参りするついでに冒険してきた
祖父と祖母の実家があるのは、三重県南伊勢町という場所。まあ典型的な田舎町で、漁港とある程度のスーパーなんか以外は何もありません。コンビニもないし鉄道もない。そんな田舎町。
小学校の鼻タレ小僧だった時は1週間くらい滞在して、ケッタを使っていろいろ見て回ったもんです。
ちなみにケッタとは自転車という意味。伊勢市付近でも使う人がいるらしいですが、私の周りにはいませんでした。ついでに私も使いませんw
今は原動機付き自転車、それもスーパーカブという格好の冒険の相棒もいるってことで、小学校とかの時に見て回っていたところを冒険しに行こうというのが今回の目的。
<<Мрія Team,you are cleared for take off>>
まずは伊勢を出発。県道22号を南下していき、国道260号へ合流。そのまま南下していけば45分ほどで南伊勢町、旧南島町へ到着
着いたら今回の目的である盆参りを済ませ、そのあと冒険に出かける
小学生のころ走っていた道。林道だったようです。
途中までしか進んだこと無いので、ある程度進んで見ることに。ケッタじゃ無理でもケッタマシーンならいける
小学生の頃よく来ていた場所。私らはラピュタと呼んでいました。ラピュタの川くらいきれいだったので
しかし、連日の猛暑により川は干上がり、そんな姿を微塵も感じさせぬ荒涼っぷり。少しくらいきれいな思い出に浸らせてくれよ
ここから先の少し進んだところにエメラルドグリーンの池があったんですが、そっちも干上がってました。なんということだ・・・
その池から先は車で少し進んだ程度で、未知のエリアとなります。小学生のころの冒険の続きと行こうじゃないか
道沿いに進んで行ったら滝がありました。実に涼しげですが、先客が3人ほどいるのでほどなく撤退。
引き続きさっきの林道を行く。
しかしこの林道、かなりきれいです。舗装の状態はいいし、幅も割と広め。ガードレールもしっかりあります。石ころは転がってますが、林道なので仕様ですし。国道157号よりはるかにマシです。国道とは一体・・・
林道を突き進んで、見晴らしのいい場所を発見。今まで走ってきた道が左下のほうに見えます
相棒と
写真を撮り終えてから出発
しばらく進んでいくとトンネルがありました。林道という道には不釣り合いなくらいきれいででかい。
そしてその横にあった林道の竣工記念碑。詳しい日付は忘れましたが、平成1ケタくらいだった希ガス。さっきのトンネルは2000年代だったか。そりゃあきれいなのも頷けます
撮影してたらミラーにトンボが。オオシオカラのオスですね。
さらに林道を進み、もう一つトンネルを抜けてからダウンヒル。下りきると町に出ました。ナビの文字を見るに、どうやら一度来たことのある町のようです
阿曽という場所です。ライダーの聖地とは一切関係ないです。駅舎を見ればわかる通りここもド田舎。ここは鉄道旅で一度目的もなく来た場所です
駅前の様子。少し遠くに国道42号が見えます。消防の頃来た時見たのもこんな光景だったか
時刻表。ここまで来るとさすがに本数が少ない
列車も来ないようなので出発
駅に来るまでにあった川で撮影。
この後は先ほどの林道をと通って、南島へと戻る。戻った後はもう一つの行きたい場所へ
MD in漁港。田舎風景とカブはピタリとはまってくれる。
そしてこの先の景色のいい場所まで相棒を走らせる。
去年も盆参りがてらМрія1と共に冒険していましたが、その際に偶然見つけた場所がここ。
しかしやはりガスがかって景色が良くない。
去年の写真。割と見晴らしがいいです。たぶんこの場所知ってる人は地元民くらいかと思われます。
取り立ててきれいというほどではないかもしれませんが、たまたま走ってて見つけたというのがやはりでかい。つまり思い出補正。
誰も来ない道なんで、せっかくだから記念撮影しました。しかし三脚が無いので後ろの海が写らないという
一応この先も道が続いていますが、去年走りきったということでここで引き返す
ついでにここへ至るまでの道はこんな感じ。
砂利、落石、落ち葉、苔、路面の陥没に崩落、ガードレールは当然無しという酷道の要素を詰め込みまくった道です。幅もずっとこんな感じで退避所もない区間がかなり長いので、車で通るのはおそらく無謀。でも去年軽トラとすれ違った気が・・・
あとこの日は鹿と遭遇しましたw
漁港まで戻ってきて、盆踊り用のやぐらと合わせて撮ってみた。違和感なし、ステルス性能は完璧です。誰もこの郵便バイクが神奈川から来たとは思わないでしょう
日本の夏、カブの夏。
漁港の撮影を終わったのち、伊勢へと引き返す。
道は行きと同じ道を通っていきますが、途中で道草することに。
道中の県道22号に野見坂という場所があるんですが、そこには新道と旧道があります
ここ。赤いほうが新道、青いほうが旧道です。
旧道はでかいトンネルを作ることが出来なかった時代の峠道、そして新道はその山2つをトンネルで突っ切っています
せっかくバイクに乗っているのだからコーナーを楽しもうということで旧道を進む
新道が出来たのは確か平成一桁か二桁なりたてのときで、それまではこちらが使われていたので、片側1車線は確保されています。
しかし新道が出来て、こっちを使う人はほぼいないと思われるので、路肩の草は伸び放題、落ち葉も落ち放題、木の枝も道路に伸びてきてたりとあまり管理されていない様子。
そんな道をコーナーリングを楽しみながら走っていたとき、突如目の前にトンネルが現れました。
写真は撮ってないのでネットの画像で
こんな感じでレンガ造といういかにも古そうなトンネルです。
親父や兄からここは出るといううわさを聞いていたので、ここなんじゃ・・・
そんなわけで私のチキン炸裂。写真とるために一時停止しようものなら、恐らくトンネルに入れないだろうということで、ワインディング突っ走ってきた勢いに任せてトンネル突入。
中は2車線からいきなり1車線になり、素掘りにコンクリ吹き付けの壁がMDのライトに照らされぼんやりと見えます。てかMDのライト暗すぎます。ライトとしての役割果たせてない。壁までどれくらいの余裕があるかがわからない
そんなわけで、自然とスロットルを開けて、kskしながらトンネルを通過。やはり照明のないトンネルはきつい・・・兄貴は夜中にここに来たそうですが(しかも中で車降りて散策したらしい)その神経が信じられん・・・
正体不明の何かに恐怖し、トンネルを通過。その後もワインディングを下り、新道が見えた時はほっとしました。その後は家まで直帰。
総走行距離:::::::::::>>131.2km
今回は小学生のころの冒険の延長みたいな感じで行ったツーリングでしたが、少し思い出に浸れたような気がします。
そして小学生の俺よ、10年後のお前は興味すらなかったバイクという馬鹿専用の乗り物でアホな事ばっかやってる変態大人になってるぞ。ついでにビビりは治って無い。
終わり
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わたしの、最高の相棒
祖父と祖母の実家があるのは、三重県南伊勢町という場所。まあ典型的な田舎町で、漁港とある程度のスーパーなんか以外は何もありません。コンビニもないし鉄道もない。そんな田舎町。
小学校の鼻タレ小僧だった時は1週間くらい滞在して、ケッタを使っていろいろ見て回ったもんです。
ちなみにケッタとは自転車という意味。伊勢市付近でも使う人がいるらしいですが、私の周りにはいませんでした。ついでに私も使いませんw
今は原動機付き自転車、それもスーパーカブという格好の冒険の相棒もいるってことで、小学校とかの時に見て回っていたところを冒険しに行こうというのが今回の目的。
<<Мрія Team,you are cleared for take off>>
まずは伊勢を出発。県道22号を南下していき、国道260号へ合流。そのまま南下していけば45分ほどで南伊勢町、旧南島町へ到着
着いたら今回の目的である盆参りを済ませ、そのあと冒険に出かける
小学生のころ走っていた道。林道だったようです。
途中までしか進んだこと無いので、ある程度進んで見ることに。ケッタじゃ無理でもケッタマシーンならいける
小学生の頃よく来ていた場所。私らはラピュタと呼んでいました。ラピュタの川くらいきれいだったので
しかし、連日の猛暑により川は干上がり、そんな姿を微塵も感じさせぬ荒涼っぷり。少しくらいきれいな思い出に浸らせてくれよ
ここから先の少し進んだところにエメラルドグリーンの池があったんですが、そっちも干上がってました。なんということだ・・・
その池から先は車で少し進んだ程度で、未知のエリアとなります。小学生のころの冒険の続きと行こうじゃないか
道沿いに進んで行ったら滝がありました。実に涼しげですが、先客が3人ほどいるのでほどなく撤退。
引き続きさっきの林道を行く。
しかしこの林道、かなりきれいです。舗装の状態はいいし、幅も割と広め。ガードレールもしっかりあります。石ころは転がってますが、林道なので仕様ですし。国道157号よりはるかにマシです。国道とは一体・・・
林道を突き進んで、見晴らしのいい場所を発見。今まで走ってきた道が左下のほうに見えます
相棒と
写真を撮り終えてから出発
しばらく進んでいくとトンネルがありました。林道という道には不釣り合いなくらいきれいででかい。
そしてその横にあった林道の竣工記念碑。詳しい日付は忘れましたが、平成1ケタくらいだった希ガス。さっきのトンネルは2000年代だったか。そりゃあきれいなのも頷けます
撮影してたらミラーにトンボが。オオシオカラのオスですね。
さらに林道を進み、もう一つトンネルを抜けてからダウンヒル。下りきると町に出ました。ナビの文字を見るに、どうやら一度来たことのある町のようです
阿曽という場所です。ライダーの聖地とは一切関係ないです。駅舎を見ればわかる通りここもド田舎。ここは鉄道旅で一度目的もなく来た場所です
駅前の様子。少し遠くに国道42号が見えます。消防の頃来た時見たのもこんな光景だったか
時刻表。ここまで来るとさすがに本数が少ない
列車も来ないようなので出発
駅に来るまでにあった川で撮影。
この後は先ほどの林道をと通って、南島へと戻る。戻った後はもう一つの行きたい場所へ
MD in漁港。田舎風景とカブはピタリとはまってくれる。
そしてこの先の景色のいい場所まで相棒を走らせる。
去年も盆参りがてらМрія1と共に冒険していましたが、その際に偶然見つけた場所がここ。
しかしやはりガスがかって景色が良くない。
去年の写真。割と見晴らしがいいです。たぶんこの場所知ってる人は地元民くらいかと思われます。
取り立ててきれいというほどではないかもしれませんが、たまたま走ってて見つけたというのがやはりでかい。つまり思い出補正。
誰も来ない道なんで、せっかくだから記念撮影しました。しかし三脚が無いので後ろの海が写らないという
一応この先も道が続いていますが、去年走りきったということでここで引き返す
ついでにここへ至るまでの道はこんな感じ。
砂利、落石、落ち葉、苔、路面の陥没に崩落、ガードレールは当然無しという酷道の要素を詰め込みまくった道です。幅もずっとこんな感じで退避所もない区間がかなり長いので、車で通るのはおそらく無謀。でも去年軽トラとすれ違った気が・・・
あとこの日は鹿と遭遇しましたw
漁港まで戻ってきて、盆踊り用のやぐらと合わせて撮ってみた。違和感なし、ステルス性能は完璧です。誰もこの郵便バイクが神奈川から来たとは思わないでしょう
日本の夏、カブの夏。
漁港の撮影を終わったのち、伊勢へと引き返す。
道は行きと同じ道を通っていきますが、途中で道草することに。
道中の県道22号に野見坂という場所があるんですが、そこには新道と旧道があります
ここ。赤いほうが新道、青いほうが旧道です。
旧道はでかいトンネルを作ることが出来なかった時代の峠道、そして新道はその山2つをトンネルで突っ切っています
せっかくバイクに乗っているのだからコーナーを楽しもうということで旧道を進む
新道が出来たのは確か平成一桁か二桁なりたてのときで、それまではこちらが使われていたので、片側1車線は確保されています。
しかし新道が出来て、こっちを使う人はほぼいないと思われるので、路肩の草は伸び放題、落ち葉も落ち放題、木の枝も道路に伸びてきてたりとあまり管理されていない様子。
そんな道をコーナーリングを楽しみながら走っていたとき、突如目の前にトンネルが現れました。
写真は撮ってないのでネットの画像で
こんな感じでレンガ造といういかにも古そうなトンネルです。
親父や兄からここは出るといううわさを聞いていたので、ここなんじゃ・・・
そんなわけで私のチキン炸裂。写真とるために一時停止しようものなら、恐らくトンネルに入れないだろうということで、ワインディング突っ走ってきた勢いに任せてトンネル突入。
中は2車線からいきなり1車線になり、素掘りにコンクリ吹き付けの壁がMDのライトに照らされぼんやりと見えます。てかMDのライト暗すぎます。ライトとしての役割果たせてない。壁までどれくらいの余裕があるかがわからない
そんなわけで、自然とスロットルを開けて、kskしながらトンネルを通過。やはり照明のないトンネルはきつい・・・兄貴は夜中にここに来たそうですが(しかも中で車降りて散策したらしい)その神経が信じられん・・・
正体不明の何かに恐怖し、トンネルを通過。その後もワインディングを下り、新道が見えた時はほっとしました。その後は家まで直帰。
総走行距離:::::::::::>>131.2km
今回は小学生のころの冒険の延長みたいな感じで行ったツーリングでしたが、少し思い出に浸れたような気がします。
そして小学生の俺よ、10年後のお前は興味すらなかったバイクという馬鹿専用の乗り物でアホな事ばっかやってる変態大人になってるぞ。ついでにビビりは治って無い。
終わり
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わたしの、最高の相棒
田舎道×赤カブの違和感のなさったら…。このあたりが伝統の丸目スタイルの真骨頂ですな<(=・∀・=)>ニャウーン
夏こそノスタルジー冒険!かつて慣れ親しんだ道を大人になってから訪れるとイメージ変わりますよね。
なお手前の故郷は東京都にも関わらず団地が廃墟化してた模様。
……いや、これはこれでいいかも(笑)