あれほど誓った その日を待たず

なぜに散ったのか 死んだのか



先日、カブ主仲間の方が亡くなったと聞きました。信じがたいことでしたが、どうやら現実だったようです


起こってしまったことを受け入れずに過ごすこともできないので、今日、所要を済ませた後に事故現場へと向かいました。


現場は直線路が長く続く場所。思わずスピードを出したくなるのもわかります。けれど、集落やコンビニなんかがぽつぽつ点在し、そこで右左折を行う車もいます。それで事故に遭ってしまったようです


彼とは学生時代の同級生ほど、頻繁に会うというわけではありませんでしたが、それでも共に走って、同じ景色を見て、同じ釜の飯を食べた仲です。


そして彼はまだ大学生でした。亡くなるにはあまりに早すぎます。


私もまだ今年1回目の本厄を迎える若輩者ですが、彼はそれよりも若かった。行こうと思えばどんな場所にも行けたでしょう。
私はいつも学生時代にもっと早くバイクに出会いたかったと言っていますが、彼はまさにその真っ只中でした。でも、もうそれも叶わぬと思うと、何とも言えぬ気持ちになります


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およそ1年前、彼とその仲間と行ったツーリングの時の写真。

もう彼と走ることはできないと考えると、悲しいものです。

私自身も、無茶やその他もろもろが原因で4度自爆をしています。どの事故も運が悪ければ死んでいたでしょう。でも運が良かったのか、はたまたまだ死ぬなということなのか。まだ生きています。

彼ももし、ここで生き延びることが出来ていれば、そこから学んで、もう事故に遭うことはなかったかもしれません。でも現実は違いました。


彼はもう想い出の中の人になってしまいましたが、彼が遺した教訓を胸に、これからも走り続けようと思います。


あと、彼のことを調べている時に出会った言葉を


バイクのブレーキは4つあります。前輪ブレーキ、後輪ブレーキ、エンジンブレーキ、最後に心のブレーキ。

最初3つが完璧でも、最後の1つが壊れていれば、最初の3つは全く機能しません。最後の1つをしっかり効かせることで残り3つは最大の力を発揮できます。私も十分に効かせようと思います


最後に、彼のご冥福をお祈りいたします。向こうでも元気でね