進路西へーとー  雨また雨のー  しーぶーきー厳しーいー  旅路は続くー

初ーの同士に  いつの日会えるー  夜も明けーるかー 夜も明けーるーか  腕が鳴ーるー


カフェカブ京都行軍の歌  元ネタ 「轟沈」 -1944-




カフェカブとか題してますが、まだカフェカブ本編には行かないんだ。申し訳ないです。

さて、念願だったカフェカブ京都への参戦。仕事だのなんだので実は一度も参戦したことがなかったのです。

そういうわけで往路編開始。


往路は前々日、6/5の2200時就寝。そして日付を跨いで6/6の0130時に起床。準備を整え、0230時、東京を後にする。


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-???-
<<こうしちゃいられない Мрія1、出撃だ!! >>


パニアは両側付けてますが、展示用のため空荷です。

出発時の天候は雨。すでに出発されている方は、激しく降りかかる雨を切り裂き走っているとか。自分が出発遅らせたのは、寝なけりゃ動けない人間なのと、雨中走行の時間減らすためです。


そんなわけで雨の国道246号へ繰り出し、西へと向かいます。


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まず富士由比バイパス抜けたところで1回目の給油。時刻は0530時。

このあたりで雨は上がったものの、富士由比バイパスではフルスロットル60㎞/hしか出ない向かい風に煽られる。しかもタチが悪いことに横風成分が左から右からと切り替わるために左右に煽られるという始末。

とにかくこけないように、車線をはみ出ないようにハンドルを全力で押さえつけて走りました。死ぬかと思った。

しかし、雨上りで風が強いためか空気が非常に澄んでおり、伊豆半島がくっきり見えました。


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そして天竜川に差し掛かるころには見事な青空が広がりました。曇り空から覗く青空はとにかく美しかったとです。


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川の畔にできた水溜りが鏡のように空と相棒を映し出します。少し水面の揺らぎはありますが、きれいなもんです。しかし望遠レンズ持ってくればよかったと少し後悔しました。


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道草から戻って静岡最西端、湖西市の白須賀海岸のセブンで朝飯。時刻は0800時。いつも通りスピード重視の朝飯です。


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で、愛知に入って岡崎で給油。時刻は0930。
この辺は蒲郡バイパスの開通でバイパス区間が長くなったのはいいんですが、逆に給油タイミングがこのあたりで来ると、一度バイパスを下りて給油に来なきゃいけません。カブの航続距離ゆえ致し方なきです。

ここからは岡崎バイパス、知立バイパス、名四国道で一気に愛知県をバイパスし、四日市まで走って国道1号25号の重複区間へ。

国道1号道の駅関宿を通過し、鈴鹿峠を登って、国道1号の湖南市、栗東市、草津市内を避けるべく国道307号へと乗り換えます。


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国道307号途中の水口町で給油。これから山越えなんで少し早目に給油。時刻は1240時。

京都まではあと50km。もう目と鼻の先です。


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京都へは国道307号とそこから県道16号を使いました。

京都へは1回しか行ったことがなく(通過は何回かあるけど)、しかし1号は流れがクソッタレなのはわかっていたので、地図で適当に見つけたここをバイパスルートに選定しました。

これが正解で信号、交通量ともにかなり少なく、基本片側1車線の快走路でした。


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ただし、一部未改良の狭隘区間もありました。まあ今まで走った酷道よりははるかにマシなので何とも思いませんでしたが。でも車には少し狭い道かも。地元民はビュンビュン来ましたが。


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なかなか景色もきれいでした。前日が雨だったので濁流なのが残念です。


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そして梅小路公園に到着。1410時。0230時の出発から11時間40分での到着。まあ道草したし多少はね。

そんなわけで、今日の目的地である梅小路蒸気機関車館へと向かいます。


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着きました。ここが梅小路蒸気機関車館。まあ有名なところなので、説明は要らないでしょう。ちなみに建物は旧二条駅の駅舎。明治期に建設された駅舎の中で本格的な和風建築であり、現存する中で唯一とのこと。


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ここ、閉館になるようです。

といっても新しく京都鉄道博物館に生まれ変わるための一時的な閉館のようです。スーツ屋がよくやってるあれですね。


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駅舎内の展示。工業高校生ならなじみのある工具がちらほら。サイズは圧倒的にデカいですが。


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投炭練習機。ボイラー内でうまく石炭を燃やすためには、決められた手順通りに石炭を投げる必要があるようで。ついでに燃費クッソ悪いですね。カブの車体重量くらいの石炭投げても2kmしか走らないとか。ディーゼル機関車での無煙化がいかに大きな物かを思い知ります。


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投炭の競技会なるものもあったようです。競技会だけに服装もしっかりしてなきゃダメなんですね。

室内を覗いたら、次はいよいよ蒸気機関車と対面です。


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この扇形の機関庫に蒸気機関車が入ってます。


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こんな感じ。写真はD52型。國鉄最強最大の蒸気機関車。野郎は最強最大最速とか言う謳い文句に弱いのです。戦艦大和とかH2Rとかジャンボジェットとか。

私は正直蒸気機関車は詳しくないんですが、少しD52について調べたところ、この機関車は戦時中の石炭輸送のために作られた型式のようです。

可能な限りデカいボイラーを乗せてパワーを増して1200tの列車を引くよう設計されてるとのことですが、肝心の戦時中にいい材料がなく、代用品やらなんやら使ってカタログスペック出せない車両が多かったとか。あと爆発する。

戦時中にいい材料に熟練工が居らず、性能を引き出せなかったのは飛行機、戦車、小銃のような兵器だけではなかったんですね。


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機関車を保存している扇形機関庫は1914年建設の当時物で、非常にいい雰囲気です。とりあえずどんな角度で撮っても絵になります。

私は古い鉄筋コンクリートの建物とか、格納庫とかに付いてる水銀灯照明が大好物な変なやつなので、これだけでおなかいっぱいです。


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撮った写真を白黒にしてみました。現役当時の写真に見えなくもない


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梅小路には静態保存車と動態保存車がいますが、写真は動態保存で、体験乗車用のスチーム号で使われてる車両です。


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型式はC56型。製造は昭和14年の川崎車輌。カワサキか・・・


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梅小路蒸気機関車館の外にもここの車両と思われる車両が置いてありました。京都鉄道博物館のオープンに備えてでしょうか。


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私が好きなナメクジことD51 1も外に置いてありました。


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ちゃんとした展示がされてる以外にも残骸のような状態の車両もありました。ちなみにここで一番有名と思われるスワローエンゼル付ことC62 2も整備入庫中でテンダー車をこっちに向けて寝てました。


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下の車両はタグがついてるあたり、整備中の車両っぽい?バラバラなおかげでボイラーの構造がわかります。


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こうやってまじまじ見てると蒸気機関車って、ディーゼルや電気機関車とは全く違うものなんだなと。

デカい動輪は迫力がありますし、それにつながる連結棒や主連棒なんかが派手に動くってのが大きいと思います。ディーゼルや電気って何がどう動いてるかって外からじゃわかんないですからね。
吐き出す煙の量もディーゼルとは比べものにならないくらい多いから、力強さマシマシってもんです。

たとえ馬力がディーゼル電気に劣るとも、見た目の迫力では真っ黒な車体で、天を衝くように煤煙を噴き上げる蒸気機関車が一番だってのは確定的に明らか。


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あとは忘れちゃいけない運転台の写真。写真はD52型の運転台。

やはりアナログ計器の運転台って素敵ですね。胸熱。飛行機でもバイクでもアナログメーターのほうが好きです。

下の写真の左下は速度計ですが、こいつは後付のように思われます。昔は電車でもスピードメーターがなかったって聞いたことがあるので。


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まだまだ見足りないところだらけですが、1730時に閉館により締め出されました。ここからはとりあえず宿泊先へ。場所は三条河原のネカフェです。


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まずは三条河原、先斗町(ぽんとちょう)のバイク駐輪場へ。満車だったので少し待ってから入りました。料金は24hrで250円です。先斗町って初見じゃ絶対読めねえな。


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バイクを止めたらネカフェ行く前に晩御飯。三条河原のやよい軒です。

やよい軒は一回来てみたかったのでね。メニューはから揚げ定食。
やよい軒はご飯がお替り自由ってのが神がかってます。私は3杯食べました。


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そして新京極で土産買ったのちネカフェ入り。たしか12時間コースで2350円。シャワーもあります。

電源あるし、屋根の下で横になって寝れるし、艦隊勤務できるし私にゃこれで上等です。というか豪華ですよ。なんせ公園のベンチで雑魚寝できる人間ですから。


こんな感じで上洛1日目終了。明日はいよいよカフェカブです。


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1日目走行距離:::::::::::::::::>>509.75㎞



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