扉絵1
今回から扉絵的なものをつけてみました。内容がわかりやすいかと思いまして


さて、内容はお盆に実家帰った時に実験してきたやつです。


そもそもこんなことをしようと思い立ったのが、一昔前のスポーツバイクのホイールサイズで気になってたことがあったからです。

今から25~30年前、バイク全盛期と呼ばれ峠がバイクであふれかえってた頃。そのころのバイクは今じゃ考えられないような贅沢な造りのバイクが数多くいましたが、そのホイールサイズにも特徴がありました。

そのころのバイクに多かったのがフロント16in、リア18inといった前が小径、後ろが大径といった前後異径ホイールの組み合わせです。各社でそういうセッティングしてたやつを上げてみると


nsr250r-sp

HONDA NSR250R(MC18) : Front / 110/70R-17/ Rear / 140/60R-18


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HONDA CBR900RR(SC28) :Front : 130/70ZR-16 / Rear : 180/55ZR-17


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YAMAHA TZR250 (3MA) : Front :110/70-17 / Rear :140/60-18


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YAMAHA FZ750 (1FM) : Front : 120/80R-16 / Rear : 130/80R-18


2

KAWASAKI KR250 : Front : 100/90-16 / Rear : 110/80-18


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KAWASAKI GPZ900R(A1) : Front :
120/80V-16 / Rear : 130/80V-18


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SUZUKI GF250S : Front :
100/90-16 / Rear : 110/80-18


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SUZUKI GSX-R(GK71B) : Front : 100/90-16 / Rear : 110/90-18



各社2台ずつ挙げてみましたが、名だたるバイクがどれも前後異径だったことがわかります。しかし、モデルチェンジや、年を追うごとに同じ型式でも前後同径に変更されていったりして、現在各社のSSはどれも前後17inへと落ち着いています。

というのも前後異形ホイールでフロントが小径だと、フロントが切れ込んでいくような操縦性らしいとのこと。この癖のある操縦性が嫌われたんでしょうか。

そこで実際に乗ってみてどんな感じになるのかを試してみたかったわけです。

これを試すだけなら外すの楽なフロントホイールでやればいいんですが、

Fブレーキ C50

Fブレーキ MD90

C50系とMD系ではスピードメーターケーブルとFブレーキケーブルの出てくる位置が逆なのです。

ケーブルの位置を変えたりするのは面倒なので、外すのは面倒だけどたぶんいけるであろうリアホイールで試すことに。
そしてMDのリアホイールを17inにすることで、MDの苦手な巡航性能は上がるんじゃないかとか、MDの白眉である取り回しに悪影響は出ないのかなど色々試してみる価値はあるんじゃないかということで、Мрія1のリアホイールをМрія2に付けてみることに決定。ちなみにこれ布団の中で考えてました。


そして次の日起きて早速交換してみることに。

もしかしてハブ周りの構造とか違って付かないんじゃないか、とかの心配事はありましたが

男は度胸

というわけで2台のリアホイールを外して

KIMG1269

いきなりですが完成状態。

付く保証はありませんでしたが、ブレーキアームの交換だけで付きました。心配してたハブ周りもポンで付きました。C50とMD90ではチェーンサイズが違うので、MD90のやつそのままじゃないと不都合なのです。チェーン調整やるのもめんどくさいですし。

しかし、17inのMDに既視感があるというかあんまり違和感がないなと思ったんですが、MDのご先祖様である郵政省向特別車は前後17inだったなと。ある意味先祖返りってやつでしょうか。

この日は祖父母の実家がある南伊勢町までの墓参りの予定だったので、Мрія2を駆って片道50kmの墓参りツーリングでその乗り味を試してみました。


その感想ですが、コーナーリングではバンク角を増やそうとすると、バンク角が増えずにフロントがインへと切れ込んでいく感じというんでしょうか。インへインへと行こうとするような感じです。違和感があるといえばそうですが、私的にはなかなか面白い感じです。

で、狭隘路なんかでのUターンのような低速での取り回しですが、前後14inの時と比べても特に劣っているといった感じはありませんでした。車線幅1車線くらいでも軽くUターンできます。

さらに最高速ですが、14inの時と比べてメーター読みで数km/hほど。ほぼ誤差といったところです。しかし50km/hを越えてからの加速が17inはなかなか良かったように思います。ちゃんと時間測ったわけではなく、あくまで体感なのですが。

最高速は数km/hのアップですが、各変速段での最高速も若干アップします。特に2速では14in時に45km/hまでしか引っ張れないのが、17inになると50km/hまで引っ張れるようになります。2速50km/hはうちのМрія1(HA02E/スプロケ16-38)と同じ数字です。2速でしか登れない坂での登坂速度が5km/h伸びるのは結構大きいんじゃないでしょうか。まあ車に煽られるのは変わらないんでしょうがね。

しかし、14inの時と比べて出だしはかなりマイルドになります。これを扱いやすいと取るか、瞬発力が劣ると取るかは人次第です。

あと最高速が伸びる分、登坂性能は若干落ちます。14in、17inそれぞれ同じ坂を3速フルスロットルで登ってみましたが、2~3km/hほど17inのほうが速度が落ちました。最高速にしても登坂性能にしてもそこまで大きな違いは出ませんでした。


KIMG1280

KIMG1275

で、それぞれの見た目ですが、17inにするとなかなか収まりがよいです。カブのフレームがもともと17inホイールに合わせて作られてるので当然といえば当然かもしれません。
14inのガバガバぶりも実用性を求めた末の姿なので、機能美あふれる姿でこれはこれでいいんですがね。

さて、今回はあくまで試験ということで、C50のホイールそのまま付けたこともありタイヤの太さがフロント2.75in、リア2.50inというかなりアレなタイヤセッティングになっていたり、センスタ立ててもリアホイールが浮かないとか、ブレーキアームのポンチマーク合わないとかいろいろ問題もありましたが、Мрія2が手元に置ける状態になったら本格的にリアを17in化してツーリングとか行ってみてその実力を見てみたいなと。今回は100km乗っただけですからね。

上でも述べた通り、結構癖のあるコーナーリングをするのと、車体のバランスも変わるので人によって好き嫌いが出るとは思いますが巡航性能を上げ、なおかつ低速での取り回しを落とさないので、私みたいにバイパスも走るし、狭い道に躊躇いなく突っ込んだり酷道も行ったりするような人向けな改造かもしれません。


簡単ではありますが、以上でMD90リアホイール17in化試験のレポート終わり。



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お前は最後に押すといったな。あれは嘘だ