久しぶりのカスタムネタ。

更新自体久しぶりとか言った人は前に出なさい。先生怒らないから 













先生怒らないといったな?






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ウワアアアアアァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!





さて、うちのC50ことМрія1ですが、前々からおかしい部分がありました。

まっすぐ走ってるのに右に傾いて走っているような感覚がありました。おまけにリアの踏ん張りがきかずにコーナーで倒すとそのまま滑っていきそうな感覚。

いままで何とか走ってたのでそのままにしてたのですが、今年のGWあたりからいよいよ看過できないくらいに症状が悪化してきたのでどうにかすることに。


 原因はリアショックにあると思ったので、リアショック交換を交換することに。

しかしただ変えるだけではあれなので、自由長を350mm、つまりはMDと同じにしてみることに。


 MDと同じにしようと思ったのは、MDのあの安定感を得ようと思ったから。MDに乗ったことある人ならあの安定感の高さをお分かりいただけるかと 。


あの安定性には車重が重いこと、14”ホイールによる重心の低さ、ノーマルでも太いホイールなどなどいろいろありますが、通常より長めのリアショックにもあるんじゃないかと。

C50 垂れ角

MD 垂れ角

 C50、MD90それぞれの側面の比較。ライムグリーンの線が水平です。赤と青それぞれがスイングアームの角度になってます。

C50ではほとんど水平になってますが、MD90では結構な角度がついてるのがお分かりいただけるかと。

このスイングアームの角度を垂れ角といいますが、これが安定性にかかわっているんじゃないかなと。これ調べるとアンチスクワットだのなんだのいろんな言葉が出てきてややこしい。正直誰かに教えてほしいくらいである。

まあそんなわけで


男は度胸


というわけで、物は試しとつけてみることにしました。


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選択したのはキタコのN350Sというリアショック2本セットで8000円ほどとお買い得。YSSのサスと同じくらい。

カラーはメッキのみですが、ここで自分の趣味全開に行くためにこいつをばらします。


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ホームセンターで集めた部品を組み上げ、リアサス分解機を製作。こいつは問題があったので、今は若干改良した形になってます。

無事にばらした後にスプリングを塗装します。スプリングは絶えず伸び縮みするという性質から、普通の塗料じゃ塗膜が割れるだろうと思って、乾燥するとゴム状になるという特殊な塗料を選択。


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こんな感じになりました。ゴム状だけにツヤはなく、粘性が高いという特徴のためか、スプレーにすると塗粒が荒いため表面も少しデコボコのある仕上がり。耐久性はどの程度かは使ってみないとわからないでしょう。

とりあえずパークリなんかの有機溶剤にはかなり弱いようです。


次にカブらしさを上げる秘密のパーツを用意します。


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これ。街中でよく見かけますよね。ただ最近減ってきましたけどね。

モノは郵政カブのリアショックカバー。P/Nさえわかれば単品でオーダーできます。お値段は600円ほどです。

このまま付けてもうちの子には合わないので塗装をします。


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塗装はホンダアクセスのスプレーを使います。色はB-116M、アドベンチャーブルーメタリックです。

うちの子は86年式カブデラックスの青なのでこの色。ちなみにカブデラックスの青は96年式からユニオンシティブルーメタリックっていう少し紫っぽい色に変わります。

そんなのわからねぇよって人はこれを常備しておくといいですよ(ダイマ)


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ミッチャクロン→サーフェイサー→ホンダアクセスラッカー(たぶん)→アクリルシリコンクリアで仕上げたのがこちら。

ただし下地処理が悪くて剥げてきたり(たぶん離型剤が残ってるっぽい)、クリアの乾燥がやたら時間かかったために保管時にウエスがくっついたりで塗り直しを重ねたために近くで見てはいけない仕上がりになりました。

近くで見ちゃだめだぞ?絶対だぞ?


そんなこんなで塗装仕上げを終えた部品をさっきのリアサスのアレを使って組み上げます。


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/デェェェェェェェェェェェェェェェン\

カブのリアショックらしい形に仕上がりました。パッと見だとMDリアショックにしか見えない(と思ってる)

ちなみにうちの子が一貫して赤いスプリングのショックをつけてるのは


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これのイメージです。平成初期型の人間なら遊んでない人間はいないはず。


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ちなみに今はサイドカバーも完全にマグナム仕様ですよ。俺のマグナム(意味深)

ちなみに一番好きなのはVマグナムです。


そういうわけでサスが組みあがったので付けてみますが、付かなかった。


原因はMDのショックカバーとMDキャリアをつけるために作ったステーが干渉したこと。

仕方ないのでノーマルキャリアを引っ張り出して付けてみるんですが、また付かない。


今度はマフラーとリアアクスルが干渉してサスをつけるだけのスペースを確保できない。

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カブのマフラーって横から見ると少しだけカチ上がってて、スイングアームが下がるとどうしても干渉してしまう。


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じゃあMDのマフラーはほぼ水平になってるしこんな感じで仕上げればいいのでは?と思ってMDのマフラーステーを使ってみることに。

結果的にMD50系のステーではダメ(角度がほとんど変わらなかった)。MD90のステーを使ってようやく取り付けることができました。


MD90EはHA02Eよりショートストロークというのもあってか、そのままでは付かなかったのでスイングアームと共締めする穴を長穴に削って取り付け。


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付いた姿がこちら。純正臭ささの中に赤のスプリングがアクセントを加えてて非常によろしい。やはりノーマルルックを維持したカスタムこそ至高ですよ。

ちなみにマグナムダイナマイトは出来ません。やったらマシンと上の人が死ぬ。


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で、アクスルの部分がどう逃げてるかというと、MD90のマフラーステーはC50系のそれよりマフラー取付部とスイングアーム取付部のオフセットが小さいのです。それによってマフラーが若干外へと逃げるため、下がってくるアクスルの干渉がなくなるというわけです。

マフラーが水平になったというわけではないですが、結果的についたからいいんじゃね?ってところです。

なおMD50のステーを使ってもマフラーが水平にならなかったのはよくわかりません。もっといろいろな要素があってああなってるのかもしれませんね。


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そして車体はこんな感じになりました。ケツが上がってフェンダーとホイールに若干スペースが空いてるのがわかります。それに伴って結構前のめりな姿勢になります。

そして肝心のサスの性能ですが、600kmほど走った感想としてはかなり固いという印象。減衰なんかはしっかりとやってくれます。なので割と荷物を積むという人にはお勧めかもしれません。350mmなのでMDの強化ショックとしても使えそう。


あと前のサスですが、記録を見ると25000kmくらいでダメになってました。

あのサスは無段階調整というところに惹かれて買ったのですが、ツーリングユースしかしない私にはぶっちゃけ無用の長物でした。調整がめんどくさいですからね。
あと荷物を積んで使うというのを想定していないから、こんな距離でヘタってしまったんでしょう。完全にレースユースを想定したサスだったわけです。

ツーリングで使う人ならばカム式調整のほうが工具一つで簡単確実にプリロード調整できるので、出先で荷物が増えたとかそういう場合でも対応できますからね。日帰りで荷物が少ない時でも簡単に調整がききますし。


そんなわけでサスを変えてしっかり走れるようになった相棒。GWの雪辱を晴らすべくいろいろなところへ行こうぜ。


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